広島大学病院 口腔検査センターで講師をしている安藤俊範です。
口腔病理専門医として、口腔病理診断(組織診、迅速診断、細胞診)を行うとともに、学部学生への診断検査学、口腔病理学の講義や臨床実習の指導も行っています。口腔病理診断は病気を診断することで、治療方針と予後を決定する点でとても重要です。
研究としてはがんの研究を行っています。口腔および頭頸部の扁平上皮癌(OSCC・HNSCC)を対象としています。がんは遺伝子異常の蓄積により、細胞内シグナル経路が異常に活性化あるいは抑制されて、異常な増殖をもたらします。私は数あるシグナル経路の中でも、主にHippo経路に着目しています。Hippo経路は正常細胞の増殖、臓器形成に重要なシグナル経路として、比較的近年見つかったシグナル経路です。Hippo経路はがんにおいて異常に制御されて、がん細胞の増殖に寄与していることが明らかになってきました。そこで私は主に下記のような研究を行っています。
1. どのような遺伝子異常がHippo経路の異常を引き起こすのか?
2. Hippo経路の異常は増殖や腫瘍免疫にどう影響を及ぼすのか?
3. Hippo経路を標的とした新たな治療薬は開発できないか?
新たながんの予防・診断・治療の開発へと繋がることを期待して、日々研究を行っています。
死体解剖資格(厚生労働省) 第9044号 | |
口腔病理専門医資格(日本病理学会) 第184号 | |
口腔病理専門医研修指導医資格(日本病理学会) 番号なし | |
分子病理専門医(口腔)資格(日本病理学会) 第0369号 | |
細胞診専門歯科医資格(日本臨床細胞学会) 第8046号 | |
細胞診専門歯科医教育研修指導医資格(日本臨床細胞学会) 第1066号 | |
日本口腔科学会認定医資格(日本口腔科学会) 第3-20018号 | |
歯科医師臨床研修指導歯科医 |
2023年 | 優秀口演発表賞(共同発表者として 第68回日本口腔外科学会総会・学術大会) 受賞 |
2022年 | 大会長賞 一般口演(第33回日本臨床口腔病理学会・第32回日本口腔内科学会・第35回日本口腔診断学会 3学会合同学術大会) 受賞 |
2021年 | 優秀演題賞(日本病理学会中国四国支部 第135回スライドカンファレンス) 受賞 |
2020年 | 優秀発表賞(別発表での共同演者として)(第31回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会) 受賞 |
2020年 | 優秀発表賞(第31回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会) 受賞 |
2020年 | JADR/GC Young Investigator Award 2020(第68回国際歯科研究学会日本部会 [JADR] 総会・学術大会) 受賞 |
2017年 | 日本臨床口腔病理学会奨励賞(実験病理部門) 受賞 |
2016年 | Poster Award (18th International Congress on Oral Pathology and Medicine) 受賞 |
2013年 | Poster Award(5th Hiroshima Conference on Education and Science in Dentistry) 受賞 |
2013年 | 2013 IADR/Unilever Hatton Divisional Award 受賞 |
2011年 | 広島大学病院歯科医師臨床研修プログラム成績優秀者表彰 受彰 |
2010年 | 広島大学歯学部国際交流奨励賞 受賞 |
2010年 | 広島大学歯学部成績優秀者表彰 受彰 |
2009年 | 第42回広島大学歯学会総会奨励賞 受賞 |
2008年 | 広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップ成績優秀学生表彰 受彰 |
2008年 | 広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップ成績優秀学生表彰 受彰 |
Associate editor (BJC Reports) | |
広報委員会(日本病理学会中国四国支部) | |
広報・渉外委員会(日本臨床口腔病理学会) | |
教育委員会(日本臨床口腔病理学会) | |
研究委員会(日本臨床口腔病理学会) |
広島大学での学生時は、バンドに明け暮れていました。広島大学霞ジャズ研究会の一員で、部長も一年間(3年生の頃かな?)経験しておりました。好きなバンドはBeatles, Oasis, Radioheadです。ソロだとEd Sheeranが好きです。最近は藤井風さんにハマっています。
英語の歌を歌うことが好きなので、英語を話すことも好きです。大学6年生の時にはちょうど学部の国際交流が始まった頃でしたので、Hiroshima University faculty of Dentistry International Club (HUDIC) を立ち上げて台北医科大学などとの交流を行っていました(初代部長です)。
小・中・高とサッカーをしてきました。しばらくしていませんでしたが、アメリカ留学中にラボメンバーとサッカーをし始めて、研究と同じぐらい熱中していました。帰国後は観戦ばかりですが、たまにはサッカーをしたいところです。
最近は読む時間取れていませんが、本を読むことは好きです。村上春樹さんの小説が好きです。